ひと昔前のストーカーといえば、「つきまとい」「待ち伏せ」「無言電話」などが中心でした。インターネットが普及してからは、見ず知らずの人からの度重なるSNSへの書き込みなど被害は形を変えて拡大しています。
ストーキング行為を受けた時、頼りになるのは警察ですが、ただ相談するだけでは対策として不十分です。今回は警察に届けを出す前に試みたい早期解決への道筋をご紹介したいと思います。
警察へ相談するメリットとデメリット
ストーカー対策として警察に相談するのは無意味ではありません。ですが相談するタイミングを間違えると効力が半減してしまいます。
警察にストーカー対策を相談するメリットとデメリットをご紹介いたします。
- メリット
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- ストーカー行為を二度と繰り返さないよう、加害者に文書で警告してくれる
- 被害者が関係各所と繋がりやすいよう橋渡しをしてくれる
- 加害者本人に対してカウンセリングを行い、根本的な解決を目指してくれる
- デメリット
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- 法律の対象となるストーカー行為がないうちは積極的な介入ができない
- 被害者へのアドバイスや具体的な対策がワンパターン
警察へ相談するメリットとデメリット
ストーカー相談は探偵でも取り扱っています。「自分でもできる対策を知りたい」という方は、探偵に相談してみてはいかがでしょうか。
- メリット
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- プロフェッショナルならではの証拠の集め方を教えてくれる
- 警察に頼らない解決方法へと導いてくれる
- 過去の事例が複数あるので広い視野でアドバイスしてくれる
- デメリット
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- 直接的な介入ができない
警察に相談するか迷っている時や、万一に備えたいという時も探偵の存在は頼りになります。
プロに相談することで精神的なストレスが軽減し、前向きで柔軟な思考ができるようになります。
探偵に依頼することで早期解決が可能
警察に対処してもらうには証拠が必要
警察は被害状況をもとに事件性の有無や対応策を判断します。適切に対処してもらうためには情報の提供や証拠集めが重要です。例えばストーカー行為の記録や加害者の名前や生年月日といった情報を入手しましょう。
(加害者はストーカー行為を繰り返すうちに正常な思考能力から逸脱している可能性があります。むやみに接触するのではなく、可能な範囲の情報収集に努めましょう)
探偵独自の3つの調査方法
探偵社の強みといえば「張り込み、聞き込み、追跡調査のプロフェッショナル」というところではないでしょうか。依頼者の希望や被害状況に合わせて必要な調査を行います。
探偵に依頼する時の相場
探偵への依頼料は、状況や調査に必要な日数、人員によって違います。
参考程度ですが、一般的な依頼料は3日間で40~45万円、4日間で60~70万円、5日間で120~140万円となっています(1日6時間稼働、調査員2名の場合)。
相場は探偵社によってさまざまです。複数の探偵社に見積を出してもらい、信頼できる探偵社を選んでください。
ストーカー対策は、警察と探偵の両者に相談を持ち掛けるのが望ましい方法です。
ですが警察は具体的な被害や証拠がないと積極的に動けません。その前段階として探偵に相談し、証拠集めを行ないましょう。探偵に相談を持ち掛ける時は、ストーカー対策に長けた探偵を選ぶようにしましょう。