調査を依頼するためにインターネットで検索してみると、数多くの探偵社や興信所の文字が目に入るのではないでしょうか。探偵と興信所では“調査を行う”という根本的な業務内容は同じであることから「どっちに相談すればいいのだろう…」と迷われる方も少なくないはずです。今回は探偵と興信所の違いをはじめ、優良な探偵・興信所の見極め方をわかりやすく解説します。
探偵と興信所の違い
探偵と興信所の大きな違いは調査の対象や目的にありました。また調査の方法にも違いがあると言われています。
探偵の主な調査対象
探偵への依頼は素行調査、所在調査、また浮気調査などの個人の調査が多かったため、外観型調査手法という聞き込みや張り込み、尾行などを主な調査方法としていました。探偵が行うこれらの調査は対象者に気付かれないように進めていくことが基本になります。
興信所の主な調査対象
一方で興信所への依頼は企業の調査が中心で、探偵の調査方法と違い内観型調査手法という対象者に直接聞き込みをする方法で調査を行います。身分を明らかにしてから調査を行うケースもあるようです。
しかし現在ではどちらも同様の業務を行っている場合がほとんどで探偵と興信所に大きな違いはありません。つまり、どちらに相談しても業務内容自体に差はないでしょう。
こんな探偵・興信所には注意!
2007年に探偵業の法律が成立したことで調査に対する規制が定められました。しかし違法な手法で調査を行う探偵・興信所も存在するため注意が必要です。
GPSなどを対象者につける
基本的に夫婦や親子などの家族間でのGPSの利用は自由ですが、探偵・興信所が対象者の鞄や車に設置したり、対象者の自宅に無断で侵入し設置したりすると違法行為に該当します。
調査対象者宅に盗聴器をつける
GPSと同様に盗聴器も家族間での利用は基本的に自由ですが、探偵・興信所が対象者の自宅に無断で侵入し設置したり、電話回線に仕掛ける、盗聴器から得た情報を第三者に公開したりすると違法行為に該当します。
調査対象者宅に無断侵入
たとえ調査のためであっても探偵・興信所が対象者の自宅に無断で侵入すると不法侵入に該当します。また、マンションのオートロック内に侵入し対象者の部屋番号を調べる行為も違法です。
不正に個人情報を入手
住民票、預金残高、職歴、クレジットや消費者金融の利用状況などの個人情報を不正に入手することは違法行為です。これらの表記を見かけたら違法な調査を行う探偵・興信所である可能性が高いでしょう。
優良な興信所・探偵事務所とは?
責任の所在がハッキリしている
実際に探偵社や興信所に問い合わせてみると、中には事務所での面会を断る探偵社・興信所はありませんでしたか?また、本社住所や会社概要の記載がない探偵社・興信所もあったかもしれません。会社の所在地や責任者の氏名などの責任の所在をハッキリさせることはお客様に対して当然のことであるにもかかわらず、公開しない探偵社・興信所はもしものトラブルが起こったときに逃げられる恐れがあるとも言えます。
調査について明確に説明してくれる
例えば、「一週間の調査は○○円です」という簡単な説明だけで契約させたり、料金の支払い後に別途料金を請求する、またお客様の質問に対して企業秘密を理由に答えてくれないような探偵社・興信所があります。優良な探偵社・興信所は調査の内容や料金などをすべてお伝えしお客様の納得を得たうえでの契約はもちろん、調査について明確に説明することでお客様が不安に思う点を取り除くことも欠かさないはずです。
調査能力の高さ
探偵社・興信所の調査能力は、尾行や撮影の能力、調査で使用する機材の性能、調査員のスキル、調査に投入できる調査員の人数、コネクション、ノウハウなどから判断することができますが、これらすべてを事前に確認することはやはり難しいでしょう。しかし撮影の能力や機材の性能は探偵社・興信所の調査能力の高さをわかりやすく示せるポイントでもあるため、調査を依頼する前に確認しておくといいかもしれません。
探偵・興信所に調査を依頼するにあたり一番大切なのはあなたが安心して依頼できるかどうかです。もみじ探偵社ではお一人おひとりのお悩みに寄り添い、親身になってお聞きします。まずはお気軽にご相談ください。

もみじ探偵社で探偵調査員として働く傍ら、調査に関すること、手続きに関すること、調査事例など、いろいろな記事を発信しています!ぜひ参考にしてください。
得意調査:浮気・不倫調査、SNS調査、結婚調査、身元・身上調査